【SSD/HDDのデータ】消失した場合に最初にすること【2018/4/28】

ステマ規制に関する表示

  当サイトでは、記事本文やサイドバー等に以下が設置されています。御理解の上サイトを利用ください。 1)アフィリエイト広告リンク 2)プロモーション記事 3)記事作成に当たって、販売業者からの提供を受けたハード/ソフト等を使用した記事

この記事を読むのに必要な時間は約 14 分です。

副題:SSD/HDDのパーティション・個別のデータ、または丸ごとが、「ファイル消失問題で失われ多場合や自分で削除ないしフォーマットしてしまった場合」の回復前に絶対しなくてはならない手順、そしてデータのレスキュー手法

この記事について

SSD/HDDのパーティション・個別のデータ、または丸ごとが、「ファイル消失問題で失われ多場合や自分で削除ないしフォーマットしてしまった場合」の回復前に絶対しなくてはならない手順があります。

これを忘れると回復前操作をする前にデータが上書きされてしまい、データを永久に失う確率が非常に高くなりますので注意してくださいね。

この記事が、事態が発生した時にお役に立てば幸いです。

目次

はじめに
上書き動作の可能性を極力排除する
ロスト原因の切り分けと回復手段の選択
いわゆる「ファイル消失問題」でのロスト
明示的に「単純削除」したケース
単純削除の回復がうまくいかなかった場合とその他のケース

対象 内容
キーワード ファイル消失、削除、回復、リカバリー
OS/ソフト Windows、ファイルレスキューソフト
対象読者 失ったファイルやパーティションを回復したい方
最終更新日 2018/4/28初版

更新履歴
2018/4/28…初版

 

はじめに

SSD/HDDのパーティション・個別のデータ、または丸ごとが、「ファイル消失問題で失われた場合や自分で削除ないしフォーマットしてしまった場合」の回復前に絶対しなくてはならない手順があります。

それは、自動デフラグのタスクやファイル履歴・バックアップソフトがデータをロストした領域に何らかの書き込み(上書き)をすることや、SSDの場合にトリム機能が動作することでデータを完全にロストすることをできる限り防止することです。

これを忘れると回復前操作をする前にデータが上書きされてしまい、データを永久に失う確率が非常に高くなりますので注意してくださいね。

また、この記事の手順で100%の完璧さということを担保できるとは限りません。ただし、【旧館からの移転記事】【助けて】Windows 8 / 8.1 のPCで再起動ループになって自動修復やリフレッシュの画面が出ない!!!の中で触れていますが、NECさんで紹介された業者の場合「3TBのHDDで45万円ぐらいのデータ回復料金」ということでしたので「どうしてもロストできないデータがある」という場合以外でしたら自分でできる限りのことをやってみてもよいのではないかと思います。

なお、パーティション丸ごとの回復では、EaseUS Partition Masterなどのように一括で復活するソフトもあります。ただし、MBRとGTPの変更やLFS Ver.の自動変換失敗でロストした場合などにはうまくいかない場合もあります。取り合えず、EaseUS Partition Master での回復は、パーティション復元フリーソフト-「EaseUS Partition Master 」(無料版もありますが制限事項もあるようです)を利用してみてください。非常に簡単な操作で回復可能な場合があります。(ただしこの場合もPCの書き込み動作をするソフト/機能やSSDのトリムは停止しておいてくださいね)

 

上書き動作の可能性を極力排除する

本来は、データリカバリーソフトのブータブルディスクから起動して回復操作をしたほうがさらなるデータの消失を防止できるのですが、ファイル消失問題による消失ファイルの回復操作はもとより、明示的に自分で消去(削除)したフェイルの回復操作でも「普段と同じデスクトップから操作をする」方がわかりやすいかと思います。

そのため、この記事では通常のデスクトップ方の操作で回復するというのをメインにお伝えします。

注意事項
以下の手順は、いわゆるファイル消失問題と自分が明示的にデータを削除した場合の両方に有効な手順です。また、できればOSが起動した状態でGUI(普通のデスクトップ画面)から操作したほうがやりやすいことからとっている手順です。

これは言わずもがなですが、自分で新しくファイルを保存するようなことも絶対しないでくださいね。

 

1)できれば当該PCは起動しないでください。

 

2)ほかのPCで次の操作をし、データ回復用の環境を整備します。
PCをネットワークから分離して、セキュリティーソフト(のリアルタイムスキャン)を停止します。セキュリティーソフトは、自動スキャンのログを書き込む動作をしますし、場合によっては不要ファイルなどの自動クリーンアップ機能を備えていることがあるための処置です。

この操作は、自動更新でWinUpが実行されることによるデータの上書き防止措置も兼ねています。

 

自動デフラグのタスクを無効にします。
Winキー+Eでエクスプローラーを開く⇒C:のプロパティー⇒ツール⇒最適化⇒設定の変更と進み、最適化のスケジュールタブのスケジュールに従って実行するのチェックボックスを外してOKを押下します。

 

SSDの場合はトリム機能を無効化します。
Winキー+Xで高度なコンテキストメニューを開く⇒コマンドプロンプトを管理者として実行する

TRIMの有効・無効を調べる「 fsutil behavior query DisableDeleteNotify 」
有効「 DisableDeleteNotify = 0 」、無効「 DisableDeleteNotify = 1 」

この場合は有効になっています。

有効になっていたら、「 fsutil behavior set DisableDeleteNotify 1 」で無効にします。

再度有効にする場合は、Win7では「 fsutil behavior set DisableDeleteNotify 0 」にWin10では「 fsutil behavior set disabledeletenotify NTFS 0 」です。

なお、OSにより微妙に書式が違うようですので「事前にfsutil behavior set /?で書式を確認するか、ほかの方からの回答/指摘」も待てるのでしたら待ってみてください。

さらに、上記はOS上からトリム命令を出しているのを停止する操作であり、OSからの指令ではなくSSDの本体側でトリムを実行している場合には「トリムを停止できないケースや、SSDベンダーのツール上で停止しなくてはならない」ケースがありますので、SSDの場合はメーカーサイトで銘柄ごとの動作の確認が必要になります。

参考記事(ロジテックデータ復旧技術センター)
Trim命令の功罪

 

自動バックアップやファイル履歴などストレージに書き込みを行う機能をできる限り無効にします。
消失したファイルやパーティションのあるドライブに書き込む設定ではないのでしたら不要です。こちらは、各自の環境に導入しているソフトや設定のため詳細を割愛します。

 

3)ほかのPCがない場合は、データをロストしたSSD/HDDが取り外せる環境でしたら取り外してから、2の操作をします。
操作中に上書きが発生することと、さらなる錯誤を防止するためです。書き込みが極力されない設定に戻したのちに再度接続するようにしてくださいね。

 

4)取り外せない場合で自分が明示的にデータを削除したという場合は、データリカバリーソフトのブータブルディスクから起動して回復操作をします。

 

5)取り外せないケースでファイル消失問題でロストした場合と、自分で削除した場合でデータ消失のリスクを容認するのでしたら、データ消失が発生したPCをそのまま起動してできる限り手早く2の操作をします。(あまりお勧めしません)

More:
この際に、Win8.1とWin10で高速スタートアップが有効になっている方は無効に、またLFS Ver.の自動切り替えを無効にしていない方は無効にしておくとよいでしょう。いわゆる、ファイル消失問題の防止策となります。

参考記事
【WinUP個別】WinUPとドライバの不正

【重要・LFSバージョン】特にWin 7 ⇒ Win10 にした場合は厳重注意!!!【HDDのファイル消失】

【確認必須】Windows10でファイルやフォルダが消えてしまう【解決策追加】

【外付けHDD】新たなファイル消失問題【内蔵HDDも危ない?】

【ファイル消失】内蔵HDD/SSDで発生する場合の見落としがちな項目【停電時なども危険】

 

ロスト原因の切り分けと回復手段の選択

「明示的に操作を行って、自分で削除した」のか、それとも「操作をしたかもしれないと思っているがはっきりせず、ある日パーティションが消えていた」(いわゆるWin10/8.1でのファイルたパーティションの消失問題)のかを最初に切り分けます。切り分けができたら、それぞれの項目に進みます。

いわゆる「ファイル消失問題」でのロスト
明示的に「単純削除」したケース
単純削除の回復がうまくいかなかった場合とその他のケース

注意:Found.0***ファイルは30日ほどで自動的に削除されてしまう場合があります。

 

いわゆる「ファイル消失問題」でのロスト

【どこに行ったの?】消失したファイル・フォルダを回復!!!【Win OS】の記事内リンクそれぞれのケースで使用する操作手順から、別記1:Found.0***ファイルの回復手順を参照して回復操作を試みてくださいね。

注意:Found.0***ファイルは30日ほどで自動的に削除されてしまう場合がありますので留意してください。

 

明示的に「単純削除」したケース

制限事項等がある場合を考慮して有料版のEaseUS Partition Masterを紹介していますが、ソフトのページを見る限りでは無料版のEaseUS Partition Master Freeでも回復可能なようです。

リンク先のEaseUS本家ページEaseUS Partition Master Freeでダウンロード可能になっています。また、画像付きで操作説明が記載されていますのでこちらを参考にして回復操作をしてみてくださいね。

パーティションマスター無料版ダウンロード

操作説明動画

注意:MBR/GTPフォーマットの変更をした場合やセクタ(クラスタ)サイズの変更をしてしまった場合(4Kから512へなど)など操作がうまくいかないケースも存在します。

 

単純削除の回復がうまくいかなかった場合とその他のケース

この項目は後ほど内容を追加/改定します。

こちらの場合は、ソフトウエアを使用してデータレスキューを実行してみることになります。

今日は、時間が無いため「私がフォーマット後にMBRとGTPのフォーマットを切り替えてしまった状態でデータレスキューに成功したEaseUS Data Recovery Wizard Professional の場合のリンクを掲載しておきます。

なお、このソフトも無料版があるのですが2GBまでのデータしか扱えないため有料版が必要になるかと思います。

有償版は、技術サポートが付いていますので使い方がよくわからないという場合にもしっかりサポートしてくれますよ!

 

EaseUS Data Recovery Wizard Professional の購入

 

EaseUSさんのページ
記憶メディアから動画・ビデオを復元する方法

操作説明動画

 

0


人気ブログランキング

人気の投稿とページ

コメントを残す

CAPTCHA