【障害解決】作成失敗・・・Win10/11のインストールメディア(DVD・USB)【2023/5/16】

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この記事を読むのに必要な時間は約 16 分です。

・WindowsのインストールDVDを作成しようとすると容量が足りないということで作成できない。

・WindowsのインストールUSBメモリを作成しようとするとエラーがでて失敗する。

・WindowsのインストールUSBメモリを作成しようとしてエラーがでて失敗 ⇒ 再度作成しようとするとフォーマットができないというエラーが発生する。

・WindowsのインストールUSBメモリを作成しようとしてエラーがでて失敗 ⇒ その後USBメモリをフォーマットして利用しようとしたがフォーマットに失敗する、動作がおかしくファイルが消えてしまったり破損してしまう。

・WindowsのインストールUSBメモリを作成したら、USBメモリの容量が32GBに限定されてしまい、残りの容量が使えなくなった。

このようなトラブルに巻き込まれてしまう方が多いようです。

そこで、すべてのトラブルを100%解決とは行きませんが、(通常にOS上から解決することが困難なことも多く)ドツボにはまりやすい各種のトラブルを解決する方法を記事にします。

対象 内容
キーワード Windows インストールメディア、作成、失敗、エラー、容量が足りない、フォーマットできない、フォーマットできなくなった、DVD、USBメモリ
OS/ソフト Windows10 Windows11
対象読者 Windowsのインストールメディアの作成に失敗して、解決方法を探している方

解決方法

それでは解決の具体的な方法を見ていきましょう。

まず、DVDとUSBメモリの2つに分けます。

更に、USBメモリについてはフォーマットできない問題とエラーが出て作成できない場合、そしてメディアはできたがブートできない場合に分けて解説します。

容量不足でDVDが作成できない

この問題は、Win10(20H2)あたりから後の64ビット版OSのファイルが一層DVDの容量(約4.7GB、ただし実際に利用できる部分は4.38GB程度)を越えてしまったために発生している問題です。(なお、32ビット版は3.4GB程度のファイルなので今のところ問題は発生しません)

「あらだめだ…」ということで、インストール用USBメモリを作成しようとしても失敗してしまうという負のループにハマってしまう方も多いのが現状です。

さて解決方法なのですが、実は非常に簡単です。

「二層のDVDメディアを利用する」、たったこれだけです。

ただし注意点があります。

複数の層に書き込んで、それを読み出しますので、「品質の低い二層DVD」を使用すると「読み込みエラーのためインストールに失敗する」という事例が発生します。

それなりの品質の二層DVDメディアを利用するようにしてくださいね。

 インストールファイルを分割して、2枚の単層DVDとして作成する方法もあるのですが、やや煩雑です。興味のある方は下のサイトを参考にしてみてくださいね

More:

作成できたインストールDVDを利用してOSのインストールを実行したり、OSの修復を実行しようとした際に「なぜか失敗する」というケースがあります。

このケースでは、多くの場合起動デバイスの選択を間違えています。

光学デバイスは2種類表示されている場合があるのです。

1)通常の光学デバイス

2)通常の光学デバイス名に加えて名前の一部にUEFIという表示が入っている光学デバイス

Win7時代から後のM/Bは次のようにM/Bのファームウエア形式が異なっています。

・レガシBIOS搭載のもの/レガシBIOSしか使えないもの

・当初はレガシBIOSであったがベンダーから提供されたファームウエアを適用することでUEFIに更新されたもの

・最初からUEFI(のみ)がデフォルトのもの(レガシBIOSと互換性があります)

基本的にはインストールされているOSの形式ないしはインストールしようとしているOSの形式(またはインストールするOSが指定していたり推奨している形式)に合わせて「通常の光学ドライブとUEFIの光学ドライブの適正な一方」を選ぶようにしてくださいね。

また、USBインストールメディアのところでも解説しますが、セキュアブートとCSM双方の設定の正しい組み合わせも必要ですから留意してくださいね。

参考ページ

インストールUSBメモリが作成できない

USBメモリをフォーマットできない問題とエラーが出て作成できない場合、そしてメディアはできたがブートできない場合に分けて解説します。

基本的な注意事項:

Win7時代のPC(USB3.0がxHCIではなくドライバーで動作しているもの)では、不要なトラブルを避けるためにUSB2.0規格のUSBメモリを使用する。

参考:

xHCI 【Extensible Host Controller Interface】

Windows 7を新規インストールする場合の注意事項(Win10/11のインストールディスクには3.xのドライバーが含まれていますが、できる限りトラブルになりそうな要素は排除する)

USBポートに対応したUSBメモリを利用する。(2.xには2.x、3.xには3.x)

USBメモリは、M/BのバックパネルI/Oに直接接続する。(フロントパネルI/OやUSBハブに接続しない)

フォーマットする場合のファイル形式はFAT32となので間違えないようにする。

(余計なお世話ですが)USBメモリはしっかりと確実に差し込む。

USBメモリを取り外す際は必ず「安全な取り外し」を実行する。

ブート用に利用できないUSBメモリもあるようです。メモリの型番などで確認するようにしてくださいね。

参考:

USBブート非対応なUSBメモリをWindows標準ツールだけでブート対応に

そもそもUSBデバイスからのブートに対応していないM/Bもあります。その場合は正常に作成できたUSBメモリであってもブートができません。

作成時にUSBメモリがOS上で内部ドライブとして認識されている場合があります。その場合は、きちんと外部ドライブとして認識されるように修正が必要です。

参考:

USBメモリから起動可能なメディアを作成できないのはなぜですか?

などなど、注意点や留意点というのは意外とたくさんあるんですよね…。

USBメモリをフォーマットできない

ここでは、非常に頻繁に発生する「エクスプローラーやディスクの管理からフォーマットが不可能になってしまった」というパターンについて解説します。

また、エクスプローラーやディスクの管理からフォーマットできたようにみえるのだが「PCを再起動したりUSBメモリを抜き差しするともとに戻ってしまっている、毎回フォーマットしないと使えないと警告が出る」というパターンについても同様です。(大抵の場合はディスクの管理から保護領域以外の削除は可能なのですが、新しいシンプルボリュームを作成しようとした場合にOSがフリーズしてしまうような場合もあります)

1)CMDからのフォーマット

2)ツールを利用したフォーマット(やストレージの完全消去/ローレベルフォーマット)

3)レジストリエディタを利用する

この3パターンに分けて解説します。

また、32GB以上のUSBメモリを利用するとUSBメモリの容量のうち32GBを超える部分が利用できなくなりますので留意してくださいね。

1)CMDからのフォーマット

注:CMD(管理者)またはパワーシェル(管理者)からの操作が一番確実な方法なのですが、稀にそれでも失敗してしまうことがあります。そのような場合は「システム修復ディスク・OSインストールディスク・回復ドライブ・トラブルシューティングの起動」などを利用して「OSが起動していない状態」からCMD操作を再度試みてくださいね。

・Windowsの検索ボックスに「cmd」と入力し、検索結果にある「コマンドプロンプト」を「管理者として実行」し、ディスクパートを利用します。下のサイトの記事を参考にして実行してみてくださいね。なお、cleanコマンドではなく、時間はかかりますが最初からclean allコマンドを実行するようにしたほうが確実です。

2)ツールを利用したフォーマット(やストレージの完全消去/ローレベルフォーマット)

無料/有料のドライブ管理ツールやセキュリティーソフトに付属の削除ツールを利用します。OS標準搭載のツールでは保護された領域などを誤って削除してしまうことがないように権限が制限されているのですが、このようなツールの多くはより上位の権限で動作します。

なお、念には念を入れてという方は「ソフト起動時に右クリックから管理者として実行する」を選択してくださいね。

また、強力であるということは危険でもあります。 誤って必要なディスクを消去することなどがないように注意してくださいね。

・EaseUS Partition Masterのようなドライブ管理ツールを利用する

・バックアップソフトやセキュリティーソフトに付属している削除ツールを利用する。

参考:アオメイバックアッパーの例

3)レジストリエディタを利用する

・・Windowsの検索ボックスに「regedit」と入力し、検索結果にあるレジストリエディタを起動します。

以下、下のサイトを参考にして操作をしてくださいね。

エラーが出て作成できない

エラーが出て作成できない場合に、USBメモリの相性らしきものがあるというのはある意味定説です。

その前の段階として(うまく行っているように見えても)フォーマットに失敗しているという場合もあります。

エラーが発生してメディアが作成できない場合は「必ずフォーマットが正常に完了しているかどうかの確認」からやり直すようにしてくださいね。

また、あまり容量が大きすぎるUSBメモリの使用は避けるようにしてください。推奨は16GBのものです。

さて本題です。

エラーが出てしまって、USBインストールメディアを作成できない場合に裏技的な回避方法があります。

メディア作成ツールをインストールメディアにするUSBメモリ上にダウンロードして、USBメモリ上で動作させるというものです。

この方法のやり方自体は非常に簡単です。(ただし、もともとがブートできない仕様のメモリでは作成しても無駄です)

1)Windows 〇〇のダウンロードページからメディアクリエイションツールをダウンロードする。その際に保存場所をインストールメディアにするUSBメモリ上にするか、別の場所にダウンロードしたファイルをUSBメモリ上にコピーする。

2)USBメモリ上のファイルをダブルクリックして実行する。その後は指示に従って操作する。

3)完了したらUSBメモリ内のファイルを確認します。(メモリの名前も「ESD-USB」になっていることを確認します)

4)画像のような内容になっていればOKです。

通常はインストールメディアの作成が完了するとMediaCreationTool.exeのファイルは削除されて状態になっているはずなのですが、極稀にファイルが残っている場合があります。その場合はMediaCreationTool.exeのファイルは削除してくださいね。

最初に書いたように「相性問題みたいなもの」というのはあるように思いますが、特に50%程度の進捗でエラー中断されるケースでは殆どの場合に回避できます。

あとはUEFI(BIOS)の設定などにも注意して、インストールを完了してくださいね。

うまくいくことを祈っています。

ブートできない場合

M/Bの設定に注意が必要です。通常はUEFIで「セキュアブート」を有効「CSM」は無効にします。(AUTOになっている場合はこちらになっていることが大半ですが手動で設定してください)

この設定でだめな場合は、逆にUEFIで「セキュアブート」を無効「CSM」は有効という設定も試してみてください。

Win7時代のPC(USB3.0がxHCIではなくドライバーで動作しているもの)では、不要なトラブルを避けるためにUSB2.0接続のUSBメモリを使用する。

参考:xHCI 【Extensible Host Controller Interface】

Windows 7を新規インストールする場合の注意事項

なお、以下の記事を参考に確認してくださいね。

 

今回の記事は以上です。

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