【WinUp個別】WinUpの確認で落ちてこないKBがある?【2021/1/15】
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この記事について
2020年の夏ぐらいから、「更新の確認をした際に環境により落ちてくるKBの数が異なる」というケースが増えているように感じます。
落ちてこなくて当然のものもあるのですが、「悪意」のように落ちてきて当然と考えられるものがリストに出てこない、配信されて適用にならないというようなことが増えている感じがします。
どのように対処したら良いのでしょうか?
2024/7/30追記 .NETとNET CoreのKBについて
・Windows11では.NETとNET CoreのKBの配信方法がいつの間にか変更されていたようです。
・Win10/11とも「その他のMicrosoft製品の更新プログラムを受け取る」のトグルスイッチがオンになっていないと配信されないと思われる。
・Windows11では.NETとNET CoreのKBの配信方法がいつの間にか変更されていたようです。
※ Win10に関しては不明(調べがついていない)です。
1).NETとNET Coreが導入されているPCでは自動更新で配信される(場合もある)。
2).NETとNET Coreが導入されていないPC(と場合によっては、されているPCでも)「WindowsUpdate ⇒ 詳細オプション ⇒ 追加オプション ⇒ オプションの更新プログラム ⇒ その他の更新プログラム」と辿らないとでてこない。(自動更新のときにロールアップKBの下側にオプションとして表示されてダウンロードしてインストールしますかという方式から変更された模様)
・Win10/11とも「その他のMicrosoft製品の更新プログラムを受け取る」のトグルスイッチがオンになっていないと配信されないと思われる。
Win10の場合
Win11の場合
※ 私の画像の場合はポリシー所以でグレーアウトしています。通常は操作が可能で、下側に表示されている組織のポリシー…の表示はありません。
2024/3/27追記 netFramework関連のWindowsの機能が無効になっている場合について
netFramework(ネットフレームワーク)の更新については、Windowsの機能で関連機能が無効になっている場合は基本的に落ちてきません。以下1文2024/7/30抹消(.NETとNET Coreも同様に、.NETとNET CoreがPCに導入されていなければ落ちてきませんし、必要な場合にだけ落ちてきます)
デフォルト状態の画像
ただし、無理に有効に変更する必要はありません。
・アプリケーションなどで必要になった場合は都度その部分に関するものが自動的に導入される
・有効にしていなくても必要なもの(セキュリティー更新など)があれば自動的に導入される
というような仕組みになっています。
また、netFrameworkの不必要な更新はトラブルの原因になることもママありますので、OS側で必要と判断されていない場合は放置でOKです。netFrameworkを利用しているアプリからの要求があった場合、そしてアプリの動作不良などが発生している場合にプログラム本体やアップデート導入するようにしてください。
対処方法
私のサイトのようなものを見るというのもありなのですが、実際にはそれぞれのPC環境は異なりますので、MS Updateカタログで個別に確認するしかないのかなという感じです。
Microsoft®Update カタログで次のように打ち込み検索します。
「年月*Windows_XX_(+Win10の場合はVer.)」(注:_の部分は実際にはスペースです。Windows 10をWindows10と打ってしまった場合など、検索結果なしになってしまいます。)
例:
2021/01 Windows 10 20H2(一桁の月は0を入れて二桁にします)
2020/12 Windows 8.1
実際に検索すると指定した時期よりも古いものが出てきますので、最終更新日時でソートして新しいものが先頭に来るようにします。
2021年1月第二週(第一定例日)、私の手元PCでは・・・
2021年1月第二週(第一定例日)、私の手元PC(20H2)では、KB4598242(ロール)しか出てこないという状態でした。
「2021/01 Windows 10 20H2」で検索すると以下のようになります。
2021-01 ARM64 ベース システム用 Windows 10 Version 20H2 の累積更新プログラム (KB4598242)
2021-01 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 20H2 の累積更新プログラム (KB4598242)
2021-01 x86 ベース システム用 Windows 10 Version 20H2 の累積更新プログラム (KB4598242)
2021-01 .NET Framework 3.5 および 4.8 の累積的な更新プログラム (x64 向け Windows 10, version 20H2 用) (KB4586876)
2021-01 .NET Framework 3.5 および 4.8 の累積的な更新プログラム (ARM64 向け Windows 10, version 20H2 用) (KB4586876)
2021-01 .NET Framework 3.5 および 4.8 の累積的な更新プログラム (Windows 10, version 20H2 用) (KB4586876)
2021-01 Dynamic Update for Windows 10 Version 20H2 for x64-based Systems (KB4598478)
2021-01 Dynamic Update for Windows 10 Version 20H2 for x86-based Systems (KB4598478)
2021-01 Dynamic Update for Windows 10 Version 20H2 for ARM64-based Systems (KB4598478)
2021-01 Servicing Stack Update for Windows 10 Version 20H2 for ARM64-based Systems (KB4598481)
2021-01 Servicing Stack Update for Windows 10 Version 20H2 for x64-based Systems (KB4598481)
2021-01 Servicing Stack Update for Windows 10 Version 20H2 for x86-based Systems (KB4598481)
本来は緑太字の4個に加えて悪意の5個が表示され適用されるのではないかと考えられます。(ただし、私の環境では不要であるのかもしれないです。また、導入されていない機能に関するものはもちろん落ちてきません。)
検索時にはKB4598242(ロール)だけが表示されました。実際のインストール後に確認すると「KB4598242(ロール)とKB4598481(サービススタック)」の2個が適用されていました。(サービススタックについてはどのような区別があるのかはわかりませんが、私の今回のように導入の開始時?に適用されるケースと、1回目の更新適用後に出てきてインストールとなるケースがある。これは意外と既定の動作かもしれない。)
結局、以下の3個は落ちてこずです…。
2021-01 .NET Framework 3.5 および 4.8 の累積的な更新プログラム (x64 向け Windows 10, version 20H2 用) (KB4586876)
2021-01 Dynamic Update for Windows 10 Version 20H2 for x64-based Systems (KB4598478)
悪意(KB890830)
KB検索時に出てこなかった更新はどうするべきなのか?
必要と考えられるものは、最終的には導入しなくてはなりません。
1)このブログを見てくれている方の多くは、数日様子見をしてからKBを適用している方も多いと思います。落ちてこなかったKBは、「翌日などしばらく時間が経過・PCの再起動後」などにしれっと出てくることがありますので、一度は待ってみるのが良いかと思います。
2)最初にWinUpエージェントが最新であるかの確認をします。その後、Windows Updateエージェントなどの修復を実行します。
Win10: Windows Update エージェントを最新バージョンに更新します。
Win8.1: Windows Update エージェントを最新バージョンに更新する方法
Win10/8.1: DISM.exeとsfc /scannowでWindowsを修復する
Win10: Windows Updateの問題を解決する|WindowsUpdateのヘルプ
Win8.1: Windows 8 / 8.1のWindows Updateで更新プログラムが正常にインストールできない場合の対処方法
3)修復してもダメというケースでは、Winをクリーンブートした状態で更新の確認を実行してみます。それで自動検索がOKになるようでしたら、クリーンブート時に停止されたスタートアップやサービスの中に「悪者がいる」ということになりますので、その対応をすることになります。
4)(それでも出てこない場合など)Microsoft®Update カタログで検索に出てきた不足分をダウンロードして、手動で導入することになります。
明らかに自分の環境は対象にならないものや機器のドライバーなど無理に更新したくない場合を除いて、ダウンロードしたスタンドアローン版のパッケージを適用します。
落としてきたパッケージのビット数を間違えている・導入の必要がないなどのときには、「適用できない・必要がない」等の表示が出ますので、ダウンロードするパッケージを間違っていても誤ったインストールをしたために問題が発生しないようになっていますので、足りないと思って落としてきたものを順番にインストールしてOKです。(間違っていて問題のあるものはインストールできない)
More:
・ネットフレームワークや機器などのドライバの更新にセキュリティー関連のアップデートが含まれていない場合は、「無理に最新版にアップする必要はない」というのを覚えておいてください。
・プレビュー版のKBは、基本的に導入の必要はありません。自分の環境で問題や不具合が発生している状況で、解決が直ぐに必要である場合にだけ導入するのが無難です。
・直らないからということで、無理にOSのクリーンインストールまでする必要はありません。一ヶ月程度は(次回の定例更新までは)そのままにしておいてみてください。なぜか正常に戻ったりするんですよね…。
・WinUpでは不具合時にセキュリティーソフトの影響などということも多いのですが、そのあたりは情報が出てくるのを待つしかないです。
今回の記事は以上です。
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