【WinUp個別】2020年1月の第一定例日KB配信【2020/1/18】

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この記事について

2020年1月の第一定例日のKB配信情報です。

 

今月のハイライトと注意点

・セキュリティー更新ではないため、WinUpに配信されていませんが、Adobe Flash Player 32.0.0.314が公開されています。

 

重要
・Win7のサポートが終了しました。一般には、即時利用を終了することをお勧めします。

Windows7のサポートが1/14で終了しました。実際のところ(インターネットに接続していても)ある程度問題なく使用できる最終期限はいつぐらいまでですか?」での私の回答。

Narusawa Hideakiさんの「時差があるので日本だと15日の正午くらいまででしょう」という回答が正解と思います。

理由は、今回のようなケースでは攻撃側に十分な準備期間があるということです。

もう一つは、PCを通常に利用していて気が付かないような攻撃が増えているということになります。

つまり、穴を発見してもサポート終了まで攻撃を控えた上で、通常のPC使用中には気が付きにくい形で情報を盗むような準備をしたうえで一斉攻撃を行うことを考える攻撃者は必ずいるということです。

嘘か本当かは知りませんが、国家規模で実行しているところもあるかもしれません。

今回のWin7用の最終パッチで修正されなかった脆弱性は、もうすでに悪用が開始されてると考えなくてはなりません。

特に早期にインターネットを使用開始した方で、「ルーター無しのモデムに直接接続している方」は危険性が非常に高くなります。

 

なお、Win7を使い続ける場合は以下のような手立てを必ず講じてくださいね。

1)Offラインで利用する。この場合はUSBメモリスティックやSDカードなどを経由した感染に注意が必要です。

2)有料の「Windows 7 延長セキュリティ更新プログラム(ESU)」を利用する。

Windows 7 の拡張セキュリティ更新プログラムに関する FAQ

3)Windows7フォーエバー – Securitのようなソフトを利用する。ただし限定的利用をお勧めします。インターネット接続での利用も可能ですが、上級者を除き個人情報なども扱うようなPCでの利用はお勧めしません。

 

・Win10(1903と1909)用のロールアップKB4528760において、1909の一部のPCでどうしても0x800f0982や0x800f0988のエラーが出てインストールできない現象が発生しているようです。

なお、2020年1月の第一定例でいち早く一報だけしていたのですが、私の手元の自作機で検証したところでは、ディフェンダーの更新と同時だと発生していました。

私の場合は、一度失敗しても、再起動後にリトライすると大丈夫でした。

原因等不明とのことであり、既知の不具合にはまだ掲載されていないのですが、今回もセキュリティソフトが関係する可能性があるかもしれません。

 

 

目次

すべてのKB一括

悪意

Adobeフラッシュ

Win7系

Win8.1系

Win10系

 

対象 内容
キーワード Windows、KB、定例配信
OS/ソフト Windows、Update、7、8.1、10
対象読者 Windows Update関連情報を求める方

 

すべてのKB一括

2020/1月分の抽出

 

Webページが開いたのちに最終更新日時でソートしてください。「2019/12」以上の条件を追加するとサイトの仕様なのかKBがありませんになってしまう場合があるのが弱点です。

セキュリティーのみの更新を探す場合やドライバーの更新が来ていないか、1803以前の更新を確認するなどの場合に利用してくださいね。

 

悪意

KB890830

悪意のあるソフトウェアの削除ツールで流行している特定の悪質なソフトウェアを削除する

 

Adobeフラッシュ(Win8.1/10)

セキュリティー更新ではないため、WinUpに配信されていませんが、Adobe Flash Player 32.0.0.314が公開されています。

Flash Playerダウンロードセンター(ブラウザによってはリンクがブロックされる場合があります)

 

Win7系

Win7最後の更新となりました。早急にOSアップグレードなどの手段をとるようにしてくださいね。

 

KB4536952(サービススタック)

KB4535102(net)

KB4534310(ロール)

 

2020-01×64 ベース システム用 Windows 7 サービス スタック更新プログラム (KB4536952)
Windows 7 SP1 および Server 2008 R2 SP1 用のサービス スタック更新プログラム: 2020年1月14日

 

2020-01 Windows 7 および Server 2008 R2 (x64 版) 用 .NET Framework 3.5.1、4.5.2、4.6、4.6.1、4.6.2、4.7、4.7.1、4.7.2、4.8 のセキュリティおよび品質ロールアップ (KB4535102)
Windows 7 SP1、Windows Server 2008 R2 SP1 用 .NET Framework 3.5.1、4.5.2、4.6、4.6.1、4.6.2、4.7、4.7.1、4.7.2、4.8 のセキュリティおよび品質ロールアップ (KB4535102)

 

2020-01 x64 ベース システム用 Windows 7 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ (KB4534310)
2020 年 1 月 15 日 — KB4534310 (マンスリー ロールアップ)

重要: この更新プログラムをインストールする前に、必ず「この更新プログラムの入手方法」セクションに記載されている必要な更新プログラムをインストールしてください。

重要:一部のオペレーティング システムのオンプレミス バージョンの拡張セキュリティ更新プログラム (ESU) をご購入いただいた場合、2020 年 1 月 15 日に拡張サポートが終了した後も引き続きセキュリティ更新プログラムを受信するためには、特定の手順に従う必要があります。 詳細については、KB4522133 を参照してください。

重要: 2020 年 1 月 16 日以降、2020 年 1 月 15 日にサポートが終了した後も引き続き Windows 7 Service Pack 1 を使用するリスクについて説明する全画面表示の通知が表示されます。 通知は、操作しない限り画面に表示されたままになります。 この通知は、次のエディションの Windows 7 Service Pack 1 でのみ表示されます。

スタート。
Home Basic。
Home Premium。
Professional。 拡張セキュリティ更新プログラム (ESU) を購入した場合、通知は表示されません。 詳細については、「 対象となる Windows デバイスの拡張セキュリティ更新プログラムを入手する方法」および「ライフサイクルに関する FAQ 拡張セキュリティ更新プログラム」を参照してください。
Ultimate。
注: 通知は、ドメインに参加しているマシンまたはキオスク モードのマシンには表示されません。

 

機能追加および修正
このセキュリティ更新プログラムには、更新プログラム KB4525251 (2019 年 11 月 20 日リリース) の一部であった改善と修正プログラムが含まれており、次の問題を修正します。

Microsoft Scripting Engine、Windows Input および Composition、Windows ストレージおよびファイル システム、Windows Server のセキュリティ更新プログラム。

解決したセキュリティの脆弱性の詳細については、セキュリティ更新プログラム ガイドを参照してください。

 

この更新プログラムの既知の問題
マイクロソフトでは、この更新プログラムに関する問題については、現在のところ何も把握していません。

 

Win8.1系

ダウンロードリンク
KB4535104 (net)

KB4534297(ロール)

 

2020-01 Windows 8.1 および Server 2012 R2 (x64 版) 用 .NET Framework 3.5、4.5.2、4.6、4.6.1、4.6.2、4.7、4.7.1、4.7.2、4.8 のセキュリティおよび品質ロールアップ (KB4535104)
Windows 8.1、RT 8.1、Windows Server 2012 R2 用 .NET Framework 3.5、4.5.2、4.6、4.6.1、4.6.2、4.7、4.7.1、4.7.2、4.8 のセキュリティおよび品質ロールアップ (KB4535104)

 

2020-01 x64 ベース システム用 Windows 8.1 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ (KB4534297)
2020 年 1 月 15 日 — KB4534297 (マンスリー ロールアップ)

機能追加および修正
このセキュリティ更新プログラムには、更新プログラム KB4525252 (2019 年 11 月 20 日リリース) の一部であった改善と修正プログラムが含まれており、次の問題を修正します。

Google Chrome のリリース 80 で、新しい SameSite Cookie ポリシーを既定でサポートする問題を修正します。
Microsoft Scripting Engine、Windows Input および Composition、Windows Media、Windows ストレージおよびファイル システム、Windows Server のセキュリティ更新プログラム。
解決したセキュリティの脆弱性の詳細については、セキュリティ更新プログラム ガイドを参照してください。

 

この更新プログラムの既知の問題
現象
名前の変更など、クラスター共有ボリューム (CSV) 上のファイルまたはフォルダーに対して実行する操作によっては、“STATUS_BAD_IMPERSONATION_LEVEL (0xC00000A5)” というエラーで失敗する場合があります。 このエラーは、管理者特権を持たないプロセスから CSV 所有者ノードに対して操作を実行したときに発生します。

回避策
以下のいずれかの手順を実行します。

管理者特権を持つプロセスから操作を実行する。
CSV 所有権を持たないノードから操作を実行する。
マイクロソフトは解決方法に取り組んでおり、今後のリリースで更新プログラムを提供します。

Win10系

1809
KB4535101(net)

KB4534273(ロール)

 

1903・1909
KB4532938(net)

KB4528760(ロール)

 

1809
2020-01 .NET Framework 3.5、4.7.2 および 4.8 の累積的な更新プログラム (x64 向け Windows 10 Version 1809 用) (KB4535101)
2020 年 1 月 15 日 — KB4535101 Windows 10 Version 1809 および Windows Server 2019 用 .NET Framework 3.5、4.7.2、および 4.8 の累積的な更新プログラム

 

2020-01 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 1809 の累積更新プログラム (KB4534273)
2020 年 1 月 15 日 – KB4534273 (OS ビルド 17763.973)

注: このリリースには、2020 年 1 月 15 日にリリースされた Microsoft HoloLens (OS ビルド 17763.973) の更新プログラムも含まれています。 マイクロソフトは、この最新の OS ビルドに更新されていない Microsoft HoloLens 上の Windows Update の信頼性を向上するために、Windows Update クライアントに直接更新プログラムをリリースする予定です。

緊急、セキュリティ、ドライバー、サービス パックなど、さまざまな種類の Windows 更新プログラムの詳細については、こちらの記事を参照してください。

注目点
Google Chrome の新しい Cookie ポリシーの更新プログラムのサポート。
入力デバイス (マウス、キーボード、スタイラスなど) を使用する際のセキュリティを強化するための更新プログラム。

 

機能追加および修正
このセキュリティ更新プログラムでは、品質が強化されました。 主要な変更点としては、次のようなものがあります。

Google Chrome のリリース 80 で、新しい SameSite Cookie ポリシーを既定でサポートする問題を修正します。

Windows アプリ プラットフォームおよびフレームワーク、Windows Input および Composition、Windows 管理、Windows 暗号化、Windows Virtualization、Microsoft Scripting Engine、Windows Server のセキュリティ更新プログラム。

以前の更新プログラムをインストールした場合は、このパッケージに含まれている新しい修正のみがダウンロードされ、デバイスにインストールされます。

解決したセキュリティの脆弱性の詳細については、セキュリティ更新プログラム ガイドを参照してください。

Windows Update の機能強化
マイクロソフトは、信頼性を向上するために、Windows Update クライアントに更新プログラムを直接リリースしました。 Windows Update から自動的に更新プログラムを受け取るように構成されている Windows 10 (Enterprise および Pro エディションを含む) を実行するすべてのデバイスには、デバイスの互換性と Windows Update for Business の延期ポリシーに基づいて、最新の Windows 10 機能更新プログラムが提供されます。 この更新プログラムは、長期的なサービス エディションには適用されません。

 

この更新プログラムの既知の問題
現象
名前の変更など、クラスター共有ボリューム (CSV) 上のファイルまたはフォルダーに対して実行する操作によっては、“STATUS_BAD_IMPERSONATION_LEVEL (0xC00000A5)” というエラーで失敗する場合があります。 このエラーは、管理者特権を持たないプロセスから CSV 所有者ノードに対して操作を実行したときに発生します。

回避策
以下のいずれかの手順を実行します。

管理者特権を持つプロセスから操作を実行する。
CSV 所有権を持たないノードから操作を実行する。
マイクロソフトは解決方法に取り組んでおり、今後のリリースで更新プログラムを提供します。

 

現象
KB4493509 のインストール後、一部のアジア言語パックをインストールしたデバイスで “0x800f0982 – PSFX_E_MATCHING_COMPONENT_NOT_FOUND” というエラーが発生することがあります。

回避策
最近追加した言語パックをすべてアンインストールし、再インストールします。 手順については、「Windows 10 で入力および表示の言語設定を管理する」を参照してください。
[更新プログラムの確認] をクリックし、2019 年 4 月の累積的な更新プログラムをインストールします。 手順については、「Windows 10 を更新するを参照してください。
注: 言語パックを再インストールしても問題が緩和されない場合は、次の手順で、お使いの PC をリセットしてください。

[設定] アプリで [回復] に移動します。
回復オプション [この PC を初期状態に戻す] の [開始する] をクリックします。
[個人用ファイルを保持する] を選択します。
マイクロソフトは解決方法に取り組んでおり、今後のリリースで更新プログラムを提供します。

 

現象
Out of Box Experience (OOBE) 中に新しい Windows デバイスの設定中に入力方式エディター (IME) を使用すると、ローカル ユーザーを作成できないことがあります。 この問題は、中国語、日本語、または韓国語の言語で IME を使用している場合に影響することがあります。

注: この問題は、OOBE 中の Microsoft アカウントの使用には影響しません。

回避策
この問題を回避するには、ユーザーの作成時にキーボードの言語を英語に設定するか、Microsoft アカウントを使用して OOBE を完了します。 ユーザーの作成後に、キーボードの言語を優先する言語に戻すことができます。 OOBE が完了すると、デスクトップで、これらの 指示を使用して現在のユーザーの名前を変更できます。 新しいローカル ユーザーを作成する場合は、KB4026923 を参照してください。

マイクロソフトは解決方法に取り組んでおり、今後のリリースで更新プログラムを提供します。

 

1903・1909
一部の1909環境で0x800f0982や0x800f0988のエラーが出てインストールできない現象が発生しているようです。

 

2020-01 .NET Framework 3.5 および 4.8 の累積的な更新プログラム (x64 向け Windows Server, version 1909 用) (KB4532938)
2020 年 1 月 15 日 — KB4532938 Windows 10 Version 1903、Windows Server 1903 RTM、Windows 10 Version 1909、Windows Server Version 1909 用 .NET Framework 3.5、4.8 の累積的な更新プログラム

 

2020-01 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 1909 の累積更新プログラム (KB4528760)
2020 年 1 月 15 日 — KB4528760 (OS ビルド 18362.592 および 18363.592)

Windows 10 Version 1909 および Windows 10 Version 1903 リリース ノートの更新内容
Windows 10 Version 1903 および 1909 は、共通のコア オペレーティング システムおよび同一のシステム ファイル セットを共有しています。 そのため、Windows 10 Version 1909 の新機能は、Windows 10 Version 1903 (2019 年 10 月 9 日リリース) の最近のマンスリー品質更新プログラムに含まれていましたが、現在は休止状態です。 これらの新機能は、有効化パッケージ (Windows 10 Version 1909 の機能を有効にするだけの小さなすぐにインストールできる “マスター スイッチ”) を使用して有効にされるまで、休止状態のままです。

この変更を反映するために、Windows 10 Version 1903 および Windows 10 Version 1909 のリリース ノートでは、更新履歴ページが共有されます。 各リリース ページには、1903 と 1909 の両バージョンで修正された問題の一覧が掲載されます。 Version 1909 には 1903 の修正が常に含まれますが、1903 に 1909 の修正は含まれないことに注意してください。 このページには、1909 と 1903 の両バージョンのビルド番号が掲載されるので、問題が発生した場合にサポートが支援しやすくなります。

有効化パッケージと機能更新プログラムの入手方法の詳細については、Windows 10 Version 1909 の配布オプションのブログ (英語情報) を参照してください。

緊急、セキュリティ、ドライバー、サービス パックなど、さまざまな種類の Windows 更新プログラムの詳細については、こちらの記事を参照してください。

注 新しいコンテンツがリリース情報ダッシュボードに公開される時期を確認するには、@WindowsUpdate をフォローしてください。

注目点
ファイルを保存および管理する際のセキュリティを強化するための更新プログラム。
入力デバイス (マウス、キーボード、スタイラスなど) を使用する際のセキュリティを強化するための更新プログラム。

 

機能追加および修正
Windows 10 Version 1909
Windows 10 Version 1903
以前の更新プログラムをインストールした場合は、このパッケージに含まれている新しい修正のみがダウンロードされ、デバイスにインストールされます。

解決したセキュリティの脆弱性の詳細については、セキュリティ更新プログラム ガイドを参照してください。

Windows Update の機能強化
マイクロソフトは、信頼性を向上するために、Windows Update クライアントに更新プログラムを直接リリースしました。 Windows Update から自動的に更新プログラムを受け取るように構成されている Windows 10 (Enterprise および Pro エディションを含む) を実行するすべてのデバイスには、デバイスの互換性と Windows Update for Business の延期ポリシーに基づいて、最新の Windows 10 機能更新プログラムが提供されます。 この更新プログラムは、長期的なサービス エディションには適用されません。

 

この更新プログラムの既知の問題
マイクロソフトでは、この更新プログラムに関する問題については、現在のところ何も把握していません。

 

今回の記事は以上です。

 

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