【WinUp個別】2024年8月第2週のKB配信【2024/8/14】
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2024年8月第2週の配信情報です。
この記事がお役に立てば幸いです。
留意事項
MSのKB内容に関するアナウンスの提供方法が変更になっています。
1)正式版の導入時にKB内容の詳細が表示されず、前月に提供されたプレビューKBの内容を参照するようにとのリンクだけが表示されるように変更されています。
そのため、KBプレビュー版は基本的に導入しないという場合でも内容は確認しておくようにすることをおすすめします。
2)New! 2024/6より、Win11において、ハイライトと改善点が「段階的な展開と通常展開」の2種に区分けされて記述されるように変更するようです。新機能に関する記述がハイライトと改善点のところでかなり異なるなど、個人的には「見にくくなったかな?」という感想です。
なお、「段階的な展開」はお使いのPCのパーツ構成等によっては導入されない(導入することができない)場合と、導入が可能なものではあるが順次提供されていくもののし双方が含まれているようです。
各OSごとの提供している情報元
手元にWin11(22H2)とWin10(21H2)の実機機材がなくなったため、KB配信情報は以下の内容になります。
OS・バージョン | 情報提供しているKBの種類 |
---|---|
Win11(23H2) | AMD CPUの手元実機へ実際に配信されたKBの情報(含むプレビュー) |
Win11(22H2) | MSページに記載されたロールアップ(含むプレビュー) |
Win10(22H2) | AMD CPUの仮想マシンへ実際に配信されたKBの情報(含むプレビュー) |
※ 2023年4月より、ネットフレームワークのKB情報は原則割愛します。(おまけ的な取り扱いとします)
対象 | 内容 |
---|---|
キーワード | Windows、KB、定例配信、不具合、障害、Update、アップデート
アップグレード |
OS/ソフト | Windows、10、11 |
対象読者 | Windows Update関連情報を求める方 |
今回の注意点
・今のところ特にありませんが、既知の不具合には留意してください。
・機材の関係なのか、落ちてこないKBがあったり、配信開始時点で落ちてこずにしばらく時間が経過した後や一旦KBをインストールして再起動した後に再確認するとKBが落ちてくる場合があります。
【WinUp個別】WinUpの確認で落ちてこないKBがある?【2021/1/15】
・netFramework(ネットフレームワーク。.NETではありません。)の更新については、Windowsの機能で関連機能が無効になっている場合は基本的に落ちてきません。以下1文抹消(.NETとNET Coreも同様に、.NETとNET CoreがPCに導入されていなければ落ちてきませんし、必要な場合にだけ落ちてきます)
詳細は、【WinUp個別】WinUpの確認で落ちてこないKBがある?【2021/1/15】の追記部分を参照してください。
※ 更に判明した部分があり、【WinUp個別】WinUpの確認で落ちてこないKBがある?【2021/1/15】に2024/7/30追記 .NETとNET CoreのKBについてとして追加しました。
内容は、以下の二つです。
・Windows11では.NETとNET CoreのKBの配信方法がいつの間にか変更されていたようです。
・Win10/11とも「その他のMicrosoft製品の更新プログラムを受け取る」のトグルスイッチがオンになっていないと配信されないと思われる。
Win11のその他の更新プログラムについて
Win11のWinUpの履歴の中にそのオタの更新プログラムという項目があります。主に次の4種のものになります。
・Windows インテリジェンスの更新・・・ディフェンダーのプラットフォーム更新
・悪意のあるソフトウェアの削除ツール
・Windows 構成の更新プログラム
・オンライン サービス エクスペリエンス パック
・Windowsの次期OSへの更新準備ツール
今回は、この内の「Windows 構成の更新プログラムとオンライン サービス エクスペリエンス パック 」について少し説明します。
・Windows 構成の更新プログラム
この更新プログラムは、制御された機能ロールアウト (CFR) テクノロジを使用して、新しい機能を段階的に展開するためのKBです。 それぞれのPCで、各新機能などの準備が整っていることが確認できたら順にそのPCに導入していくためのものです。 最終的には、すべてのPCに展開される状態になった後に月次更新プログラムに含まれた形で提供されます。
現在確認すると「KB5035942(確認当日または前日の日付)とKB5030509(2023/9/27)」の二つが履歴に出てきます。
更新履歴が品質更新プログラムの項ではなくその他の更新プログラムの項に表示されることと、更新履歴が品質更新プログラムの項ではなくその他の更新プログラムの項に表示されるために自動更新されていることに気がついていない方も多い項目となっています。
その中で問題となるのは、KB5035942(確認当日または前日の日付)の件です。
このKB、PC環境によっては毎日新しい日付でインストールされた形になってしまいます。(実際に毎日インストールされているのではないようです)
日本では、2024/3//26にロールアップのプレビューとして提供されたものです。
米国では、4月初旬より繰り返しインストールされてしまうということでMSコミュニティーに質問が上がったのですが、未解決のままとなっています。
ピンときた方もいらっしゃると思いますが、このKBは7月に発生したCrowdStrike Falcon Sensor由来のBSoDにより修正されました。
米国で発生した時期にはたもとPCでの発生はなかったのですが、上記BSoD発生後に修正版が提供されたタイミング(7/22デン後に導入になったPCが多いと考えられる)からあとに手元PCでも毎日更新されて事になる状態になってしまいました。
なお、障害の解決策として以下を実行しましたが、毎日KB5035942がインストールされる状況は改善しません。
・DISMとsfcの実行
・トラブルシューティングからのWinUp修復
・システムファイルのクリーンアップからのアップデートファイルの削除
・MSページから、Windows Update エージェントのリセットとWindows Updateコンポーネントを手動でリセットするの手順を実行
・Win11Proをリプレースインストール
まあ、実害はないようですのでMS側で修正するまでは気にしても仕方がないし、コンシューマー側が実行できる解決策もありませんので「放置」ということになります。
「PCが変なのかも」と考えて色々試すだけ無駄ですので、お気になさらないようにしてくださいね。
・オンライン サービス エクスペリエンス パック
こちらは、MSが提供するサブスクリプション(MS365など)の管理をする機能をWin11に導入するものです。
インサイダープログラムで、Windows Feature Experience Packという名称で提供されたいたものの名称をオンライン サービス エクスペリエンス パック(KB5017461)と直して通常のWin11で機能追加しました。
今後は、同じKBナンバーで何度も更新されることになると思います。
OS・Ver.毎のKB配信
OS・Ver.毎のKB配信情報ページです。
なお、今回の記事に載っていない過去分を含めたWindows OS 10/11の各Ver.の更新履歴は以下で確認してくださいね。
Win11/10の既知の問題
Windows10/11の既知の問題の詳細は、以下のリンク先で確認してくださいね。
当ページに貼り付けた状態では、少々見にくく、テキスト内のリンクをすべて貼るのが困難でもあるため、テキスト内のリンクを参照したい方や過去の問題を含めたすべてを閲覧したい場合は、既知の問題をまとめたMSページをご利用ください。
既知の問題のMSページ
Windows 11、バージョン 23H2 の既知の問題と通知
Windows 11、バージョン 22H2 の既知の問題と通知
Win10(旧Ver.)とWin11の累積の既知の不具合や解決方法は以下のページの左側のメニューから自分が確認したいVer.を選択して見てくださいね。
Windows のリリースの正常性・Windows10/11各バージョンの更新履歴・既知の不具合など
1)上記リンクからページを開く。
2)ページ左側のタブで目的の項目を選択する
3)目的のページが開いたら閲覧する
なお、画像の上部に羂索窓が設置されていますのでこちらも活用してくださいね。
Win11(23H2・22H2)
ダウンロードリンク
NETクライアント:KB5042131
Netロール:KB5042099
ロール:KB5041585
2024-08 .NET 6.0.33 Update for x64 Client (KB5042131)
2024-08 Cumulative Update for .NET Framework 3.5 and 4.8.1 for Windows 11, version 23H2 for x64 (KB5042099)
2024-08 Cumulative Update for Windows 11 Version 23H2 for x64-based Systems (KB5041585)
2024 年 8 月 13 日 — KB5041585 (OS ビルド 22621.4037 および 22631.4037)
ハイライト
この更新プログラムは、Windows オペレーティング システムのセキュリティの問題に対処します。機能追加
注: 対応済みの課題の一覧を表示するには、OS 名をクリックまたはタップして折りたたみ可能なセクションを展開します。Windows 11 バージョン 23H2
重要: EKB KB5027397を使用して、Windows 11 バージョン 23H2 に更新します。このセキュリティ更新プログラムでは、品質が強化されました。 主な変更は、次のとおりです。
このビルドには、Windows 11 バージョン 22H2 のすべての機能強化が含まれています。
このリリースでは、追加の問題は文書化されていません。
Windows 11、 バージョン 22H2
このセキュリティ更新プログラムには、更新プログラム のKB5040527 (2024 年 7 月 23 日にリリース) の一部であった機能強化が含まれています。 この KB をインストールするときにこの更新プログラムが対処する主な問題の概要を次に示します。 新しい機能がある場合は、それらの機能も一覧表示されます。 角かっこ内の太字のテキストは、ドキュメント化する変更の項目または領域を示します。[BitLocker (既知の問題)] デバイスを起動すると 、BitLocker の回復 画面が表示されます。 これは、2024 年 7 月 9 日の更新プログラムをインストールした後に発生します。 この問題は、 デバイスの暗号化 がオンになっている場合に発生する可能性が高くなります。 [ 設定] > [ プライバシー] & [セキュリティ] > [デバイスの暗号化] に移動します。 ドライブのロックを解除するために、Windows から Microsoft アカウントから回復キーを入力するように求められる場合があります。
[ロック画面] この更新プログラムは CVE-2024-38143 に対処します。 このため、ロック画面で [Windows ユーザー アカウントを使用する] チェック ボックスを使用して Wi-Fi に接続することはできません。
[NetJoinLegacyAccountReuse] この更新プログラムは、このレジストリ キーを削除します。 詳細については、「 KB5020276-Netjoin: ドメイン参加の強化の変更」を参照してください。
[Secure Boot Advanced Targeting (SBAT) と Linux Extensible Firmware Interface (EFI)] この更新プログラムは、Windows を実行するシステムに SBAT を適用します。 これにより、脆弱な Linux EFI (Shim ブートローダー) の実行が停止されます。 この SBAT 更新プログラムは、Windows と Linux をデュアルブートするシステムには適用されません。 SBAT 更新プログラムが適用されると、古い Linux ISO イメージが起動しない可能性があります。 これが発生した場合は、Linux ベンダーと協力して更新された ISO イメージを取得します。
以前の更新プログラムをインストール済みであれば、このパッケージに含まれる新しい更新プログラムのみがダウンロードされ、デバイスにインストールされます。
セキュリティの脆弱性の詳細については、 セキュリティ更新プログラム ガイド の Web サイトと 2024 年 8 月のセキュリティ更新プログラムを参照してください。
Windows 11 サービス スタック更新プログラム (KB5041584) – 22621.4027 および 22631.4027
この更新プログラムは、Windows の更新プログラムをインストールするコンポーネントであるサービス スタックの品質を向上します。 サービス スタック更新プログラム (SSU) をインストールすることで、堅牢で信頼性の高いサービス スタックを利用し、デバイスで Microsoft の更新プログラムを受信し、インストールできるようになります。この更新プログラムに関する既知の問題
今のところありません。
既知の問題のMSページ
Windows 11、バージョン 23H2 の既知の問題と通知
Windows 11、バージョン 22H2 の既知の問題と通知
Win10(22H2)
ダウンロードリンク
NETロール:KB5042352
ロール:KB5041580
2024-08 x64 (KB5042352) 向け Windows 10 Version 22H2 用 .NET Framework 3.5、4.8 および 4.8.1 の累積的な更新プログラム
2024 年 8 月 13 日-KB5042352 Windows 10 バージョン 22H2 の .NET Framework 3.5、4.8、4.8.1 用の累積的な更新プログラム
2024-08 Cumulative Update for Windows 10 Version 22H2 for x64-based Systems (KB5041580)
2024 年 8 月 13 日 — KB5041580 (OS ビルド 19044.4780 および 19045.4780)
ハイライト
この更新プログラムは、Windows オペレーティング システムのセキュリティの問題に対処します。機能追加
注対応済みの課題の一覧を表示するには、OS 名をクリックまたはタップして折りたたみ可能なセクションを展開します。Windows 10 バージョン 22H2
重要: EKB KB5015684 を使用して、Windows 10 バージョン 22H2 に更新します。このセキュリティ更新プログラムでは、品質が強化されました。 主な変更は、次のとおりです。
このビルドには、サポートされている Windows 10 バージョン 21H2 エディションのすべての機能強化が含まれています。
このリリースでは、追加の問題は文書化されていません。
Windows 10 バージョン 21H2 エディション: Windows 10 Enterprise LTSC 2021 および Windows 10 IoT Enterprise LTSC 2021
重要: EKB KB5003791 を使用して、サポートされているエディションの Windows 10 バージョン 21H2 に更新します。このセキュリティ更新プログラムには、更新プログラム のKB5040525 (2024 年 7 月 23 日にリリース) の一部であった品質の向上が含まれています。 この KB をインストールするときにこの更新プログラムが対処する主な問題の概要を次に示します。 新しい機能がある場合は、それらの機能も一覧表示されます。 角かっこ内の太字のテキストは、ドキュメント化する変更の項目または領域を示します。
[BitLocker (既知の問題)] デバイスを起動すると 、BitLocker の回復 画面が表示されます。 これは、2024 年 7 月 9 日の更新プログラムをインストールした後に発生します。 この問題は、 デバイスの暗号化 がオンになっている場合に発生する可能性が高くなります。 [ 設定] > [ プライバシー] & [セキュリティ] > [デバイスの暗号化] に移動します。 ドライブのロックを解除するために、Windows から Microsoft アカウントから回復キーを入力するように求められる場合があります。
[ロック画面] この更新プログラムは CVE-2024-38143 に対処します。 このため、ロック画面で [Windows ユーザー アカウントを使用する] チェック ボックスを使用して Wi-Fi に接続することはできません。
[NetJoinLegacyAccountReuse] この更新プログラムは、このレジストリ キーを削除します。 詳細については、「 KB5020276-Netjoin: ドメイン参加の強化の変更」を参照してください。
[Secure Boot Advanced Targeting (SBAT) と Linux Extensible Firmware Interface (EFI)] この更新プログラムは、Windows を実行するシステムに SBAT を適用します。 これにより、脆弱な Linux EFI (Shim ブートローダー) の実行が停止されます。 この SBAT 更新プログラムは、Windows と Linux をデュアルブートするシステムには適用されません。 SBAT 更新プログラムが適用されると、古い Linux ISO イメージが起動しない可能性があります。 これが発生した場合は、Linux ベンダーと協力して更新された ISO イメージを取得します。
以前の更新プログラムをインストール済みであれば、このパッケージに含まれる新しい更新プログラムのみがダウンロードされ、デバイスにインストールされます。
セキュリティの脆弱性の詳細については、新しい セキュリティ更新プログラム ガイド Web サイトと 2024 年 8 月のセキュリティ更新プログラムを参照してください。
Windows 10 サービス スタック更新プログラム (KB5041579) – 19044.4769 および 19045.4769
この更新プログラムは、Windows の更新プログラムをインストールするコンポーネントであるサービス スタックの品質を向上します。 サービス スタック更新プログラム (SSU) をインストールすることで、堅牢で信頼性の高いサービス スタックを利用し、デバイスで Microsoft の更新プログラムを受信し、インストールできるようになります。この更新プログラムに関する既知の問題
現象 回避策 この更新プログラムをインストールした後、ユーザー アカウントのプロフィール写真を変更できなくなる可能性があります。 [スタート] > [設定] > [アカウント] > [情報] ボタンを選択し、[写真の作成] で [参照] をクリックしてプロフィール写真を変更しようとすると、エラー コード 0x80070520 のエラー メッセージが表示される場合があります。
現在、解決に向けて取り組んでおります。今後のリリースで更新プログラムを提供いたします。
既知の問題のMSページ
悪意
ダウンロードリンク
悪意:KB890830
悪意のあるソフトウェアの削除ツール x64 – v5.127 (KB890830)
Windows 悪意のあるソフトウェアの削除ツール で特定の一般的なマルウェアを削除する (KB890830)
今回の記事は以上です。
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