【劇的改善も・その4】ネットが遅いを完全解決・・・番外:無線LANだけが遅い場合【シリーズ記事】

この記事を読むのに必要な時間は約 39 分です。

副題:見落としなし!!! 高速で快適なインターネット環境を手に入れるチェックポイントと改善手順

 

このシリーズ記事の目的

高速なはずのインターネット回線なのに速度が出ないという方も多いと思います。

このシリーズ記事では、私自身の体験を踏まえて「インターネット回線の速度が遅いという場合にできるだけ広い範囲のトラブルシューティング」見落としなしに手順を踏んで解決できることを目的としました。

なお、この記事では、自環境内でファイル共有ができない、プリンタが共有できないなどのトラブルは除外し、「あくまでインターネット(プラスプライベートネットワーク内の)速度の向上」に関する基本的な「チェックポイント・改善・解決」が手順通りに進めていくことで見落としなく完了できることを目標にしています。

 

もし、あなたが「この点も知りたい、これも記事に追加してほしい」などという場合、コメ欄で遠慮なくリクエストをしていただけると幸いです。

もちろん「こら、ここ間違えてるよ~」という指摘もとても助かります。

 

お願い
記事の構成上、チェック抜けを防止する目的(再確認)や、申し訳ないのですが整理しきれずに手順がダブっていいるケースがあります。

ご寛容の上、すでに済ませた手順は省略してチェックをお進めください。

PCのOSについてはWindowsとなります。macの方は同様の設定や操作などを各自試してくださいね。

また、スマホとPADについては提供されている最新版のOSにすることと、リセット系の対応しかないためほぼ割愛しています。

 

少々煩雑で長文の記事になってしまいますが、皆さんのお役に立てば幸いです。

 

 

対象 内容
キーワード インターネット、ネット、回線、光、ADSL、遅い、高速、低速

ルーター、ONU、LAN、無線、規格、回線事業者、プロバイダ

解決法、改善法、チェックポイント、乗り換え、新規契約

キャッシュバック、ポイント、解約違約金(補償/補填)

OS/ソフト/機材 Windows、ルーター・ONUほか無線関連機材
対象読者 インターネット速度が遅い、不安定など見落としなく解消したい方
最終更新日 2020/4/2初版

 

この記事の目次

この記事について

内容一覧

機器の接続状態

機器のファームウエア更新

機器のリセット

機器やケーブルの経過年数

端末使用場所との距離

電波の混み合い・干渉

無線ルーターの設置場所と電波の方向

無線機器の台数

Wi-Fiチャンネル

 

次の記事:【劇的改善も・その5】ネットが遅いを完全解決・・・基本のチェック【シリーズ記事】
に進んでくださいね

 

 

 

内容一覧

有線LANの速度に異常がない場合は、無線に関係がない部分は省略してもかまいません。ただし、終端装置がルーターと無線親機を兼ねる場合は終端装置の基本ファームウエアからすべて、川下に無線LAN用の機器を接続している場合はそこから先のチェックになります。(省略できるものは省力してかまわないということです)

ではありますが、ちょうどよい機会ですから光コンセントから順に定期点検のつもりで一度チェックしておくとよいかと思います。

項目 手順
機器の接続状態 ONUの川下に無線機器を接続している場合は、LAN/光ケーブルをしっかりと再接続、ケーブルの曲がりやつぶれのチェック、ケーブルのカテゴリーも確認してください。回線事業者からのルーターなどに無線用のカードをさすタイプの場合は、しっかり差しなおす、異常に発熱していないかのチェックをしてください。
機器のファームウエア更新 ONUやルーターのファームウエアとPCに導入されているユーティリティーソフトを最新のものに更新します。

親機とともに子機やPCの内蔵無線パーツのドライバやユーティリティーソフトも忘れないで更新します。

スマホやひかりTVなどのユニット、またケーブルTVでLANも使用している場合はそのユニットも忘れないで更新します。

機器のリセット 一度機器のリセットをしてみます。面倒でも工場出荷状態に戻して接続設定も新規にやり直します。
機器やケーブルの経過年数 5年程度以上経過している場合は経年劣化も要確認。
その他 利用状況など
端末使用場所との距離 端末使用場所との距離が離れていて、電波強度が弱くなっていませんか?

機器を近づけると速度が出るのに、いつもの部屋に凝っていくと速度が出ないというような場合は「機器ではなく使用環境に問題があることになってきます。

電波の混み合い・干渉 マンションや住宅密集地などで帯域が混み合って干渉している場合があります。また、電子レンジや水槽、金属製のキャビネットなどで電波が遮られたり、PCで利用しているUB3.0機器による電波干渉が原因というケースもあります。
無線ルーターの設置場所と電波の方向 ルーターを置いている場所は意外なほど影響が大きいです。また、機器によっては横方向にしか電波が広がらず、機器の真上の部屋で電波が弱いなどということも起きます。
無線機器の台数 無線機器の同時接続台数には機器により上限があります。通常は「内蔵されている無線ユニット1個につき5端末」程度が安定して使用できる上限台数です。内蔵ユニットが2個であれば10端末、3個であれば15端末程度ということになります。

例えば私の家ですと「PCx3、スマホx3、スマートスピーカーx1、TVとアマゾンTVユニット各1、プリンターx2」の11端末が同時接続されています。

現状、普通の家庭でも古めのタイプの無線LANユニット搭載が1個のものだと接続が不安定になりかねません。

Wi-Fiチャンネル かなり以前は、Wi-Fiチャンネル固定で利用した方が良いという意見もあったようです。

ところが現状では、チャンネルかぶりなどの場合も多く、オートチャンネルセレクトや2.4/5.0Ghzの自動切り替えなどを設定している(利用できる)方が有利です。一度確認してみましょう。

 

機器の接続状態

ONUの川下に無線機器を接続している場合は、LAN/光ケーブルをしっかりと再接続、ケーブルの曲がりやつぶれのチェック、ケーブルのカテゴリーも確認してください。回線事業者からのルーターなどに無線用のカードをさすタイプの場合は、しっかり差しなおす、異常に発熱していないかのチェックをしてください。

なお、ここでは有線で接続する機器部分について取り扱い、無線での接続は別に説明します。

また、速度自体は、親機の直近で計測して規格にのっとった上限速度の40%以上が出ていれば問題はないと考えてよいかと思います。極端に測度が低かったり、実際に利用する居室で電波が弱いために速度が出ない/安定しないということでしたら、機器の設置場所・電波志向性・中継器・電波障害の発生源がないか・きちんと一番上位の規格で接続されているか、その他いろいろ詰めていくことになります。

参考:無線LAN規格の違い

 

重要な注意事項
最初に重要な注意事項を二つ書いておきます。

1)ONUやルーターには「WANポート(Internetポート)とLANポート」の2種対のLANケーブル差込口がある。

2)ONUなどの川下に(無線)ルーターなどをさらに接続する場合、ルーターモード・ブリッジモード/APモード・中継機モード/WBモード(中継機能対応商品のみ)、それにプラスして自動選択モードがあるものがあり、正しく使用する必要がある。

 

1)ONUやルーターには「WANポート(Internetポート)とLANポート」の2種対のLANケーブル差込口があります。(無いものもあります)WANポートとLANポートは別のものです。

間違えた接続をしていることは意外と多いので、この機会に機器の取り扱い説明書に従って正しく接続されているか確認してくださいね。(インネ―ネットにつながらない場合はすぐに気が付きますが、ONUにもルーター機能がありそのLANポートと川下のルーターのWANポートを接続した場合はインターネットにつながるため気がつきにくい。二重ルーター状態になる・速度制限がかかってしまう・認証が必要なケースで認証画面が出ない/認証ができない/真っ白な画面になる・レアケースですがネットワークプリンタや共有ファイル、またほかのPCが見えなくなる/共有できなくなるなどが発生します)

参考:

YBBの各種機器の接続方法のページ

ひかり電話対応機器(PR-500KI)の取り扱いPDF

ひかり電話対応機器(PR-500KI)の取り扱いPDFより一部画像を引用

 

2)ONUなどの川下に(無線)ルーターなどをさらに接続する場合、ルーターモード・ブリッジモード/APモード・中継機モード/WBモード(中継機能対応商品のみ)、それにプラスして自動選択モードがあるものがあり、正しく設定する必要があります。

場合によっては二重ルータ状態になるなど不具合の発生原因となります。

参考:Wi-Fiルーターのモードの違いは何ですか/ブリッジモード・APモード・中継機モード・WBモードなどの違いがわかりません

 

番外)LANケーブルの種類と規格

1)壁の端子とONUの接続

2)ONUとYBBなどの機器または自分で購入した(無線)ルーターの接続

3)ONUなどの機器に無線LANカードなどの増設機器が接続されている場合

4)機器からPCへの接続

 

注意:
光ケーブルは実は非常にデリケートで丁寧な取り扱いが必要です。

基本的に光コンセントからONUにつながっている光ケーブルは異常がないか確認するのみで「抜き差しのやり直し」はしないようにしてくださいね。なお、通常のLANケーブルは異常がないかを確認して端子部分などを清掃してしっかりと(正しく)接続しなおすのが無難です。

 

番外)LANケーブルの種類と規格
LANケーブルにも規格があります。いま、一般に使われている(残っている)物は「5・5e・6・6A・7.8」というものになるかと思います。

通常は、ケーブルの表面に規格が印刷されていますので確認します。付属してきたような平たいケーブルで表示のないものがあるのですが、シールド性の良くない場合もあり、古いものなどは特に新しい平たいものではないケーブルと交換したほうが良いかと思います。

なお、ケーブルの規格ごとの規格数値は以下の通りです。(規格は下位互換となります)

5・・・100Mbps

5e・・・1Gbps

6・・・1Gbps

6A・・・10Gbps

7・・・10Gbps

8・・・40Gbps

古いCAT5以下のLANケーブルでも速度の面だけの問題がメインで、100Mbps出れば大丈夫ともいえますがお勧めはしません。

 

1)壁の端子とONU(ゲートウェイ)の接続
壁の光コンセントからONUまでは、ONU ルーター対応 光ケーブルでつながっています。

このケーブル、きつい曲がりやつぶれに非常に弱いのです…。フレキシブルタイプを謳っているものであっても、カーブしているという程度ではなく「折れ曲がっているな」という感じだとアウトです。また、光コンセントから家具などの裏を通しているケースなどで、いつの間にか家具の下敷きになんてこともありがちです。

実はこれ、速度低下の一大原因です。回線事業者に依頼してONUまでの速度を計測した時点で遅い場合では70~80%ぐらいがこのケーブル原因となるようです。

回線速度が遅く、点検して異常があるようでしたら(自分で購入して交換することも可能ではありますが)回線事業者に連絡をして交換してもらい、一緒に屋内機器・・壁内の配線・屋外の引き込み線なども一度チェックしてもらうのもありです。(料金は8000円程度のことが多いですが要確認)

なお、状況次第で「ケーブルを送付するので自分で交換してください」となる場合もあります。この場合は注意事項を守って、くれぐれも丁寧に作業してくださいね。(ケーブルの送付だと送料を含めて1600~2200円程度)

また、後程説明しますが「無線LAN」を利用している場合には「機器は少しでも高い位置かつ利用する場所になるべく近い場所」に設置する方が良いのです。例えば家の中心付近ではなく外壁のすぐそばで高さ15㎝ぐらいのところに置いているなどという場合で2階の部屋で電波が弱いなどというケースでは、位置を改善しただけで高い効果が得られることも珍しくありません。思い当たるようでしたら、自分で配線をするのではなく業者さんに来てもらいましょう。

ケーブルの長さを整え、曲がりなども考慮してケーブルを取りまわして、新しい場所に機器を設置してもらうことができますのでお金を払って来てもらう価値がありますよ!

 

2)ONUとYBBなどの機器または自分で購入した(無線)ルーターの接続
最初の注意書きで書きましたが、WALとLANの区別を間違えないよう注意して取説に従って正しく接続されているか確認します。LANケーブルの規格や経年劣化(ひどい曲がりやつぶれ、端子部の腐食など)も確認し、接続ポートもできれば清掃してしっかりと接続しなおします。

なお、川下にルーターを付加している場合は背面などに手動のモード切り替えスイッチがあれば確認する、一度設置したら動かしたくない/動かすのが大変などという場合はここで機器のリセットをしてしまうのもありです。

 

3)ONUなどの機器に無線LANカードなどの増設機器が接続されている場合
本体に無線LANカードを接続して無線LANが利用できるタイプの場合は(必ず電源を切ってから)いったん取り外し、規格や型番を確認してしっかり接続しなおします。また、この際に無線LANカードが異常に発熱(機器の電源を切った直後に取り外し、機器の内部に入っている部分を触ってうわ熱いと感じる程・・・60度以上)していないかを確認してください。

ここで確認した情報をもとに古い無線規格で速度が低いものの場合や無線LANカードが異常発熱している場合は、交換ができないのかなどの問い合わせをし、可能であれば交換の手配をします。(現状11n/11ac以上の規格は欲しい)

なお、新しい規格のものがない、交換ができない、価格が高い、現状で電波の弱いところがあるなどという場合は、無理に交換せずに今のカードを止めて無線ルーターを新たに購入して使用した方が良いと思います。

 

4)機器からPCへの接続
同様にLANケーブルと接続ポートを確認/手入れします。この際にケーブルが長い場合は(特に10m以上)出来ればシールド性の高いものと交換します。

取り回しも、電子レンジのそばやそのほかの電磁パルスの出やすい機器のそばを避けるようにしてくださいね。

 

機器のファームウエア更新

機器のファームウエアやドライバー、ルーターのコントロールや無線接続用のソフトウエアを最新のものに更新します。(機器のドライバーによっては、古いVer.の方が良いなどということもありますがここでは割愛します)

現状あまりないとは思いますがPCのLANが100base、子機が古い規格などという場合は機器自体の増設や交換となります。また、Win10にOSをアップした方で機器がWin10対応でない(Win10用のアップデータが用意されていない)方は、速度以外にも様々な不具合の原因になりますので買い替えた方が無難です。

なお、ファームウエアの更新中にONUなどの管理画面で機器のリセットができるのに気が付く方もいらっしゃると思います。ところが、回線速度が低下しているケースではソフトウエア上からのリセットはあまり効き目がないことも多いです。ここではそのままにして、後程放電作業と物理スイッチによる工場出荷状態へのリセットをするようにしてくださいね。

 

番外)スマートフォンとPADなど

1)PCのオンボードLAN

2)ついでにPCのブルートゥース

3)PCに導入されているルーターのソフトウエア

4)PCに無線子機や増設のLANボードを接続している場合は祖のファームウエア

5)ONUのファームアップ

6)川下に(無線)ルーターがある場合はそのファームアップ

 

番外)スマートフォンとPADなど
複数台所有していて、その中の一台だけが利用可能な無線規格のスループットと比較して異常に遅い場合は、OSの最新版への更新⇒通常のリセット⇒工場出荷状態への完全リセットをしてみることになります。無線の規格などは取説やメーカーの仕様ページで確認してみてくださいね。

 

1~6に関しては、PCのメーカーやM/Bベンダー、部品や機器の販売/開発元のHPなどで最新版(できる限りOSに対応したVer)のものを導入します。

なお、その際にファームウエアのアップ(単体ではなくソフトウエアに同梱されている場合もあります)時は「途中で電源が切れる・更新の途中で中断する」などということがないように注意してください。また、機器のファームアップに難する注意事項は読んで守ってください。ファームアップに失敗すると、機器が使用不能になってしまうことがあります。

DELLのノートPCの例

 

2)ついでにPCのブルートゥース
多くの場合1と同じ場所にあります。一緒に最新のものにしましょう。

 

3)PCに導入されているルーター用のソフトウエア
少しわかりにくい書き方になってしまいましたが、(パーツがPCに載っているというのではなく)使っている機器用のソフトウエアを更新ということです。例えばバッファローのエアステーションのようなソフトです。これも最新・OS対応のものにしてください。

多くの場合、無線ルーター自体の管理画面からもファームアップができますが、このような種類のソフトウエア上から操作をする(操作ができる)ようになっている場合も多いです。

なお、利用しているOS用のVer.がない場合はソフトはアンインストールしてしまい、使わないようにしてください。非対応のVer.のソフトでアップデートをかけると【日記】Win10にアップしたDELL製OS非対応PCのBIOSアップは危険???【可能性というか妄想の話】のような羽目に陥りかねません。

 

4)PCに無線子機や増設のLANボードを接続している場合はそのファームウエア
機器のファームやドライバを最新のものにします。

5)ONUのファームアップ

6)川下に(無線)ルーターがある場合はそのファームアップ
4~6のファームアップの操作は、機器の取説をよく見て、手順をまもり慎重に行ってくださいね。

参考:Wi-Fiルーターを最新のファームウェアに更新する方法(バッファローのページ)

なお、自動でアップデートをしてくれるタイプなどもあります。

参考:「自動バージョンアップ」に設定されているか確認する方法は?

 

機器のリセット

機器のリセットは、放電後に行います。リセットには大きく分けて2種類、現状の設定を保ったままと完全に工場出荷の状態にするものがあります。不調時のリセットは「完全に工場出荷状態に戻す」方になります。再設定が必要になるなど面倒な部分もありますが、不調時にはこちらの完全リセットでないと不調が収まらない場合が大半です。

 

リセット後には必ず「ユーザー名とパスワードの設定」をしましょう。初期状態では、user/userやroot/空欄(無し)などになっていることが多いです。

このケースは、狙われると簡単にルーターなどの機器を乗っ取られます。少ない例ではありますが、乗っ取られて利用されていることで速度が出ないなどの障害が発生することもあります。PCが乗っ取られなくてもあなたの情報が駄々洩れなどということも起きます。

かならず、ユーザー名と長めのパスワードを設定してくださいね。ちなみにパスワードやユーザー名を忘れた場合は工場出荷状態に戻せば大丈夫ですので心配はいりません。

 

1)放電
機器がLANケーブルや電話線などでつながっている場合(たこ足配線も)にはできる限りすべての機器を同時に放電します。

・すべての機器の接続を外し、機器を単独の状態にします。

・電源コンセントを抜き、機器の電源スイッチを2~3回長押しします。念を入れる場合には、濡れ雑巾などで機器の表面を拭き静電気を取ります。(ノートパソコンなどの場合バッテリーも取り外します)

なお、ボタン電池などを内蔵している場合、取り外すことができるのでしたら取り外した方が良いです。(例:PC のM/Bなど)

・少なくとも5分程度そのまま放置します。なお、リセットや放電の際に(停電用?)内部バッテリーがあるので20分程度の時間放置してくださいというようなものがありますので注意してください。

 

2)リセット
私はリセットといってしまうのですが、初期化というのが正しいようです。

・放電が終わったら、各機器のリセットをします。この際はソフトウェア上からのリセットではなく、ディップスイッチ・ピンホールスイッチなどの機械的なスイッチを操作して完全リセットを行います。

・参考として NTT の ONU のリセット方法を載せておきます。ご自分の利用している機器の完全リセット方法は各自お調べになってください。

参考:NTT機器の初期化方法を教えてください。

NTT PR-S300SEの例

注意:IPガチャ(ポン)というものがあります。回線速度が遅い場合に業者のサーバーを比較的込み合っていないサーバーに変えることで速度を回復しようと試みるものです。今回のような手順を踏むと図らずもIPガチャを実行したことになります。一時的に回線速度が回復したとしても、業者の設備が過少な場合は結局元に戻ってしまいます…。

 

 

機器やケーブルの経過年数

機器やケーブルもいつまでも新品時の性能を維持できるわけではありません。経年劣化もしますし、破損してしまうこともあります。もちろん陳腐化・・・規格が古くなり現在の回線速度についていけなくなってしまう場合もあります。

標題は経年劣化と書いていますが、この機会に機器の規格や無線LANが実際にどの規格で接続されているのかも調べてくださいね。


特に注意をしてほしいもの:NTTの光回線は現在1Gbpsですが古い契約や機器の場合は契約時の規格のままです。(放っておいても100Mbpsや200Mbpsの契約が1Gbpsにはならない場合があるということです)NTTの光回線を使用している方で小さめの白い箱をご使用の方・・・初期の頃にNTT光を契約した方になります・・・に関しては、NTTに依頼して工事?をしてもらい、機器を交換してもらわないと上限100~200Mbpsのままとなっています。交換料金は8800円程度とのことでした。この場合は、ファームウエア更新というよりも機器を交換してもらってくださいね。このままでは、いくら新しい無線設備などに交換しても契約速度以上の速度は出ません。

 

1)機器の規格と回線の接続規格を確認する

2)無線LANが実際にどの規格で接続されているか調べる

3)経年劣化や破損/故障がないか点検する

 

1)機器の規格と回線の接続規格を確認する
機器の規格
ONUなどの終端装置・無線LANカードが刺さっている場合にはカードの通信規格・LANケーブルの規格は少なくとも5e以上であるかなどを確認します。

見落としがちなのは、業者からリースされている親機の無線LANカード・自分で買った無線子機の通信規格辺りが多いかと思いますが、その中でも無線親機を自分で購入しているケースで11n規格の初期の頃の機器である場合に廉価品は有線LANの規格が1000BASEではなく100BASEのものがあるということです。これ、元の速度が出ないので無線の速度も出ません。(頭打ちになる)

 

回線の契約
契約書面にかかれているのですが、屋外の引き込み線からの源流はNTTなどが独自に改良している場合も多いのでサポート窓口に電話をして速度を確認します。その際に回線速度の契約で100・200MbpsにipV4の通信速度が制限されているのかどうかを確認し、必要があれば変更の手続きをします。

また、終端装置が白いお弁当箱のようなものなどですと機器の交換も必要になりますので併せて問い合わせます。

マンションタイプの場合は一般に、「機器がお弁当箱のようなものの場合でも、マンションタイプ契約自体が100・200Mbpsの場合」は機器を交換しても一般には無駄ですので交換の必要はありません。

ただし、仮想V6通信とでもいえばよい方式(ソフトバンにのVハイブリッドなど)でのIPoE(参考:IPv6(IPoE)のまとめ、乱立する「v6プラス」「Transix」「OCNバーチャルコネクト」を比較する)を利用するとそのままでも契約速度の上限を回避できるのですが、通信速度が出ずに頭打ちになってしまう場合などは終端装置の交換が必要になってきます。

 

2)無線LANが実際にどの規格で接続されているか調べる

現在接続中の無線規格を調べる

1)スマホやPADの場合は各機種の取説で方法を確認してください。ただし、親機側の規格速度が速度上限となります。(機器が11n/11acであっても、親機が11gである場合などは11gの速度しか出ません)

なお、iPhoneの場合は6以降はすべて11n/11ac規格となりますので、無線親機の直近でテストしてコンスタントに140Mbpsを越えているようでしたら11n/11acで接続されています。

 

2)Win10の場合
日本パソコンインストラクター養成協会さんの無線LANの状態を調べる方法を参考に調べてください。

 

3)Win8.1の場合
ぼくんちのTV別館さんの無線LANが11ac接続できているか確認する方法を参考に調べてください。

 

4)無線LANの規格
無線LAN規格の違い

 

 

3)経年劣化や破損/故障がないか点検する

PC内蔵の無線LAN機能や子機の通信規格・発熱やコンデンサの液漏れは無いかなどを点検します。

各機器を触ってみて異常に発熱していないか、茶色く焦げたように変色していないか、何かの液体が漏れて乾いたような跡がないかなども確認してください。

液体コンデンサの寿命は5年程度で、液漏れパンクは機器故障の大きな原因です。本来は機器の基板を見たいところですが、分解はNGですから少なくとも漏れて乾いたような跡がないかはチェックしてくださいね。なお、過去実際にNTTさんのMS-5で5年程度利用経過後にコンデンサパンクによる不具合が多発した事例がありました。

 

端末使用場所との距離

端末使用場所との距離が離れていて、電波強度が弱くなっていませんか?

機器を近づけると速度が出るのに、いつもの部屋に凝っていくと速度が出ないというような場合は「機器ではなく使用環境に問題があることになってきます。

 

実は距離による電波強度の差は考えている以上に大きいです。例を挙げてみます。

親機の設置場所(1Fの居間)でPCの利用場所(2Fの書斎)として

水平距離6m/垂直距離2mだと直線距離で約6.3m

水平距離3m/垂直距離2mだと直線距離で3.6m

電波の強度は距離の2乗に反比例しますから、(6.3x6.3)÷(3.6x3.6)=03265…となります。

このケースでは、居間内で親機を3m近づけると電波強度は3倍以上になるということです。

 

電波の混み合い・干渉

マンションや住宅密集地などで帯域が混み合って干渉している場合があります。また、電子レンジや水槽、金属製のキャビネットなどで電波が遮られたり、PCで利用しているUB3.0機器による電波干渉が原因というケースもあります。(低めの家具の上に、コードレスフォン・無線機器・その横に熱帯魚の水槽なんていうのがよくあるんですよね…)

壁コンセントの位置の関係や光電話を利用している方も多いことから、無線LAN親機とコードレスフォンがすぐ近くに設置されていることが多いです。これは2.4Ghz電波の干渉が起きやすいです。不定期に障碍が発生して、確認してみると電話を使用しているときに発生するなどという場合は、機器を離す・コードレスを1.9Ghz帯のものにするなどしてみてくださいね。

また、PCでUSB2.0接続の子機を利用していて直近にUSB3.0ポートがある場合は、USB3.0機器を利用すると2.4Ghz帯の電波に障害が発生することが多いようですから注意してくださいね。ルーターにUSB3.0のポートがあり、利用している場合も同様になることがあります。

参考
【USB3.0】2.4Ghzの電波干渉が防止できるハブ【電机本舗】

Wi-FiとUSB3.0が干渉するのは本当か実験

 

無線ルーターの設置場所と電波の方向

端末使用場所との距離でも書いたようにルーターを置いている場所と利用場所の距離は意外なほど影響が大きいです。

さらに、親機のそばに電子レンジやコードレスフォンなどの電波障害源があったり、水槽や金属製のキャビネット(マンションなどで鉄筋の壁)のような電波遮蔽物があるなどは留意が必要です。

また、機器によっては横方向にしか電波が広がらず、機器の真上の部屋で電波が弱いなどということも起きます。

利用している機器の仕様に合わせて本体の置き場所や本体またはアンテナの縦横の向きなどを調整してみましょう。

参考:

Wi-Fiルーター置き場はどこが良い? 最適な設置場所をタイプごとに紹介

快適なWi-Fi環境実現のお手伝い。無償アプリ「Wi-Fiミレル」で無線LANの電波を見える化。ヒートマップも簡単作成。

無線LANの電波の届く範囲・距離について

 

無線機器の台数

無線機器の同時接続台数には機器により上限があります。通常は「内蔵されている無線ユニット1個につき5端末」程度が安定して使用できる上限台数です。内蔵ユニットが2個であれば10端末、3個であれば15端末程度ということになります。

例えば私の家ですと「PCx3、スマホx3、スマートスピーカーx1、TVとアマゾンTVユニット各1、プリンターx2」の11端末が同時接続されています。

現状、普通の家庭でも古めのタイプの無線LANユニット搭載が1個のものだと第数オーバーで接続が不安定になりかねません。この機会に買い替えを考えてみるとよいかもです。

一応現状(2020/4月)のおすすめ例を挙げておきます。

普及品のおすすめ(7000円前後):BUFFALO WiFi 無線LAN ルーター WSR-2533DHPL 11ac ac2600 1733+800Mbps デュアルバンド 4LDK 3階建向け 【iPhone8/iPhoneX/iPhoneXS/Amazon Echo メーカー動作確認済み】

中級品のおすすめ(16000円前後):ASUS ゲーミングWi-Fi無線ルーターRT-AC86U 11ac デュアルバンド AC2900 2,167+750Mbps 接続18台/3階建・4LDK 【 PS4 / Wii U 対応 】

なお、これ以上・・・店舗やオフィスなどで多台数が良いなど・・・の場合は、多少費用が掛かってもきちんと電気店などで店舗の見取り図なども確認してもらって相談した方が良いかと思います。

あえて一台あげるとしたら、ASUSのBRT-AC828(250台まで・35000円~)をお勧めします。こちらは、「デュアルバンド オフィス向けWi-Fi無線ルーター BRT-AC828 11ac 1734+800Mbps WANポートを2ポート搭載した最大2Gbps広帯域。トレンドマイクロ社の技術を採用したセキュリティー機能付。」となっています。

 

Wi-Fiチャンネル

かなり以前は、Wi-Fiチャンネル固定で利用した方が良いという意見もあったようです。

ところが現状では、チャンネルかぶりなどの場合も多く、オートチャンネルセレクトや2.4/5.0Ghzの自動切り替えなどを設定している(利用できる)方が有利です。特にマンションなどでは、一度確認してみましょう。

確認は無料ソフトのWiFi Analyzerが使いやすいかと思います。

どうしても込み合っているようなケースでは、以下のような選択肢から選んで変更します。

・5Ghz帯に逃げる

・有線化する

・電波維持が強力になる無線親機とイーサネットコンバーターや中継器が組の物にする。(例:AirStation connect WRM-D2133HP/E1S)この方式にすると最初に接続したチャンネルで常時接続が維持されますので、ほかの方が接続を開始する際に異なるチャンネルを選ぶことが多くなりますので、結果的に考えている以上にほかの方とのチャンネルかぶりが減って通信が安定します。

・PLC(コンセントLAN(PLC)の特長)にする

 

今回の記事は以上です。

 

次の記事:【劇的改善も・その5】ネットが遅いを完全解決・・・基本のチェック【シリーズ記事】

 


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